■設立趣旨 全国に先駆け、昭和37年、舞鶴、宮津、綾部などの地域家族会が、京都府精神障害者家族会連合会を結成。昭和39年の全国精神障害者家族会連合会結成の原動力となりました。 その後、家族会は京都府内、市内に広がり40年の歴史を経て、京都府精神障害者家族会連合会[以下 京家連という]、京都市精神障害者家族会連絡協議会[以下 市家連という]、平成19年2月1日から社団法人 京都精神保健福祉推進家族会連合会[以下 (社)京家連という]、平成26年4月1日から公益社団法人 京都精神保健福祉推進家族会連合会[以下(公社)京家連という]として現在に至っています。 精神障害者に対する社会的偏見の歴史のなかで、京都の家族は、地域で家族会をつくり、自宅を提供して自前の憩う場、作業所づくりなどで、こころやむ子供の自立を願い活動を勧める一方、交流と学習をとおして、家族が「障害を受容」するべく懸命の努力を続けてまいりました。 精神衛生法、障害者基本法と精神保健福祉法の整備を経て、医療・保健・福祉の施策は大きく変化し精神障害者の自立と社会参加に向けた支援が広がりを見せてきました。 京家連・市家連も家族研修、家族相談事業とあわせて当事者のコーラス、スポーツなど文化事業に加え、物品販売等による収益事業を取り組み、こころ病む人々の回復・自立・社会参加を目指す活動を推し進めてきたところです。 この度、(社)京家連が、公益法人格を取得し、なお根強く存在する精神障害者に対する偏見をなくし、人権の擁護と、精神保健福祉の充実を基本にして、親亡き後を託せる子供たちの生活の自立と社会参加にあります。 そのためには、従来の取り組みとあわせ、広く地域社会に向けた精神保健福祉思想の普及、啓発事業で府市民の理解と協力を得る不断の努力が求められています。 自助・共助・公助のコラボレーションで共に生きる地域社会の構築は国民的課題であります。 本会は行政、府市社協、福祉諸団体と共にその一端を担う団体として活動することを通じてノーマライゼーションの理念を目指すものです。 公益社団法人 京都精神保健福祉推進家族会連合会 |